修理≒破壊

ガリガリガリ」という音がする、と書いたものの、それほど大きな音でもなかったので、新しい hd を買うまえにとりあえずもう一度起動してみた。すると普通に動くではないか。
しかし動いてる間中、「シャリシャリシャリ」という不穏な音がしていて、数分もすると「カリッカリッ ぎゅー」とかいって dma error が出始める。swapoff -a してみると、落ちるまでの時間が気持ち長くなった。
色々試した結果、ひょっとしたら円盤の方は無事で、case の歪みか何かのせいで head 回転部が圧迫されているために seek がおっつかないだけかも知れないと判断。新規購入せずにとりあえず開けてみることに。

とは言ったものの実は laptop を開けるのは初めてで、どっから手をつけるのかよくわからん (Panasonic Let's-note CF-W2CW1AXS)。とりあえず目に付くネジ外すかーと思ったものの所有工具は精密 driver set 一つ。一番細いのが #0 番。デカいよお前。で、無理して #0 番で回すと…堅い! アホかと言いたくなるほど固い。どの「かたい」かわからんしほんで。精密 driver ってどうしてこんなに細いんでしょうかね。柄だけ太くして先を着脱式にしてくれるだけでどんだけ torque がかけやすくなることか…

試行錯誤の末、特に堅いネジの山が完全に消滅してしまったので、物理室で drill を借りて無理矢理横溝掘って - で取り出し。ネジさん昇天。

それで手が痛いのでペンチを一本購入。#00 番の driver 買うの忘れた。

構造がわかってないので、ネジをとってはひたすら慎重に蓋がとれるか力をかけてみる。ネジを全部取ったのにまだ外れない、と思ったら keyboard の下にあるんでした。そういや keyboard って本当に名前通り板なんだったね、とか今さらな事を考えながら剥そうとするんだけど、L のあたりが外れない。そこだけネジがあるのかと思って key を外してみるが何もない。何故だ! と思いながら隙間から覗いてみると 両 面 t a p e で し た。紛らわしい。

かくして蓋を外せたわけですが、そこで悲劇が。手前の方に CD の開閉を司るばねがあるわけなんですが、それの位置を調整しようとして伸ばすと、「ぴょーん」って言って視界から…泣きそう。二度と見つかるまい。

で、CD の蓋が完全に開きっぱなしです。Let's-note の特徴として CD は上に向かって蓋が開くようになってるんですが、開けてると打つのに邪魔だし、手を載せて抑えると、放してまた載せる度に CD が入ってるか scan しにかかってうざいし。こんな超具体的なところのネジ一個だけとかバラで売ってもらえるもんなんだろうか。

肝心の hd ですが、手に取ってみたところ何も歪みとかは見当たらず、もっと開けないと分からないかと思ったものの #0 番で開けようとしてみると全然回せず山が崩れ出したので断念。とりあえず閉めてどうするか考えようと思ったわけですが、試しに電源入れてみると普通に動きやがります。不穏な音も消えている。なんじゃそら。

そんなわけで直ったような、後でまた fail しはじめそうな、そんな状態です。いまのところ消失した data は見当たらず。

ああもう、あの両面テープのせいで keyboard が弯曲してる。